2014年 11月 03日
木中地蔵(きなかじぞう) |
500年ばかり前のこと、あるところに実の子と継子をもった一人の母親がいた。
日ごろから継子に憎しみを抱いていた母親はある日、継子いじめを思いついた。
二人の子供に畑へいって、豆を蒔いてくるように言いつけた。自分の腹をいためた
実の子には芽の出る種を持たせ、継子には素知らぬふりをして炒った種を渡し、
二人一緒に畑に行かせた
そんなことは知るはずもなく、二人の子供は、一所懸命土を掘り種を蒔いた。
そして今日芽が出るか、明日は出るかと芽の出るのを待った。やがて芽が出た。
それは、以外にも継子が蒔いた種であった。
不思議なことに、豆の木は見上げるばかりの大木に育ち、人々は驚き恐れた。
その話は津々浦々に広がっていた
この話を聞いていた一人の高僧がその大木を切り落とし、一心不乱に経文を唱えつつ
地蔵尊三体を刻みあげた。その一体は、木の根元で刻んで「木の本地蔵」
次の一体は木の中程で刻んだので「木中地蔵」といい、もう一体は木の上の方で
出来たので「木末地蔵」と呼ばれるようになった
この「木中地蔵」を単誓という坊さんが貰い受け念仏行脚の道すがら、
南頬町の専修寺で休息し、次の旅立ち上がろうとしたところ、不思議なことに、
背中に背負った地蔵さんが重くなって動けなくなってしまった
思案の末、ここに安置して自分も一生を終えた。この地蔵さんは人々の健康長寿と
幸福をもたらすと言われるようになった。この専修寺は そのお坊さんの名にあやかって
別名を「単誓寺」と呼ばれている
日ごろから継子に憎しみを抱いていた母親はある日、継子いじめを思いついた。
二人の子供に畑へいって、豆を蒔いてくるように言いつけた。自分の腹をいためた
実の子には芽の出る種を持たせ、継子には素知らぬふりをして炒った種を渡し、
二人一緒に畑に行かせた
そんなことは知るはずもなく、二人の子供は、一所懸命土を掘り種を蒔いた。
そして今日芽が出るか、明日は出るかと芽の出るのを待った。やがて芽が出た。
それは、以外にも継子が蒔いた種であった。
不思議なことに、豆の木は見上げるばかりの大木に育ち、人々は驚き恐れた。
その話は津々浦々に広がっていた
この話を聞いていた一人の高僧がその大木を切り落とし、一心不乱に経文を唱えつつ
地蔵尊三体を刻みあげた。その一体は、木の根元で刻んで「木の本地蔵」
次の一体は木の中程で刻んだので「木中地蔵」といい、もう一体は木の上の方で
出来たので「木末地蔵」と呼ばれるようになった
この「木中地蔵」を単誓という坊さんが貰い受け念仏行脚の道すがら、
南頬町の専修寺で休息し、次の旅立ち上がろうとしたところ、不思議なことに、
背中に背負った地蔵さんが重くなって動けなくなってしまった
思案の末、ここに安置して自分も一生を終えた。この地蔵さんは人々の健康長寿と
幸福をもたらすと言われるようになった。この専修寺は そのお坊さんの名にあやかって
別名を「単誓寺」と呼ばれている
by prayer_ryukon
| 2014-11-03 07:32
| 大垣市
|
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